※補聴器を装用しても音の反応が全くなかった息子。2012年3月に人工内耳手術をしました。
『お耳の成長記録』として、人工内耳を装用してからの息子の様子、聴こえの変化、ことばの表出記録などを、当時のメモをもとに過去を振り返って綴っています。
まとめはこちら>>>『お耳の成長記録』
人工内耳装用1週間目
反応なし
音入れの日の翌日。
音が聞こえているなら何か反応があると期待していたのですが、うちの中では音に対して何も反応がありませんでした。
音の違いや音源の聞き分けどころか、音の存在にも気づいていないように見えました。手術前と変わらない様子です。
STの先生からは、「声かけは静かな部屋でしてくださいね。しばらくは聞き貯める状態が続きます」と聞いていましたが、
反応までないとは聞いていませんでした。
マップも弱めの設定になっているため、今思えば反応がないのも無理はないのですが、期待が大きかっただけに。
まあ、めげずに!
3日目の変化
そんなとき、音入れから3日目にあたる日にある出来事がありました。
いつもパパが帰宅すると誰よりも早くカギの音を聞きつけて、愛犬がワンワン吠え始めるのです。
うちでは毎日のことなんです。
でもその日、愛犬が吠え始めると同時に、息子が急に愛犬の方を見て泣きはじめ、私に抱っこしてと寄ってきました。
え、もしかして、ワンワンが聞こえた?
補聴器のときにはそんな反応はありませんでした。
もちろん息子は愛犬の姿は見慣れているし、怖がっているどころか大好きで恐れていません。愛犬が吠える姿を見て泣いたとは思えませんでした。
わが家の生活音の中で愛犬の鳴き声が一番大きな音のはずです。
そうだとしたら、音の大きさで気づいたとしても不思議でないのかな?
そして、次の日も愛犬が吠え始めたら、息子は泣きそうな表情を浮かべていました。
愛犬の鳴き声が聞こえたんだ!と思った瞬間でした。
しかし、あれれ、、、
5日目、愛犬が吠えても反応なし。
う~ん、どういうこと?
判断つきませんでした。しばらく、こんなことの繰り返しでした。
人工内耳を装用して1週間目の気づき
- 3日目と4日目、愛犬の鳴き声と同時に泣き出したが、5日目は無反応
- 5日目、何かに驚いて急に泣くことが3回あった
- 術後からずっと人工内耳埋め込み側の耳(右)を下にして寝ることがなかったのに、5日目から右耳を下にしても寝るようにもなった。違和感がなくなったのか
- 朝起きて、パパが誤って設定4(一番感度の強いプログラム)でサウンドプロセッサをつけたら泣き出した。必ず、設定1から始めるようにすること!
- 携帯の呼び出し音に振り向いた感じがする。気のせいかも
- 日々の声かけ話しかけをベースにしつつ、機嫌のいい時間には簡単なトレーニングをはじめました