難聴赤ちゃんの子育て
言葉育ては家庭にあり

人工内耳装用25週間目

※補聴器を装用しても音の反応が全くなかった息子。2012年3月、1歳6か月で人工内耳手術をしました。
お耳の成長記録』として、人工内耳を装用してからの息子の様子、聴こえの変化、ことばの表出記録などを、当時のメモをもとに過去を振り返って綴っています。
まとめはこちら>>>『お耳の成長記録

 

人工内耳装用25週間目(2歳)

園探しの旅


来年度の保育園と幼稚園の説明会が開催されているようでした。

来年度はまだ通園の予定はなかったのですが、年少からの入園を希望していたため、難聴に理解のある園を調べておきたくて、入園一年半くらい前から情報を集め始めました。

そんなとき、候補の一つだった私立幼稚園のHPを調べると、こんなことが書いてありました。

1クラス1担任の形態での教育活動で、発達が促せる健常児を対象とした教育施設です。

 

この文言の意味は、発達が促せても「障害児」は受け入れていないということなのでしょうか。

確かに1クラス1担任では、聴こえのサポートなど障害の配慮をしてもらうのは困難かもしれません。

なんとなくお断りの予感が。。。(実際この園には見学すら申込みする勇気もありませんでした)

 

園探しを初めて初っ端から出鼻をくじかれたようで、見通しは真っ暗でした(*_*)

 

現実のところ厳しい


公園で息子と遊んでいる時、同じ年くらいの子どもから「これなに?」って聞かれることがありました。

親御さんはたいてい尋ねてきませんが(^^;)

幼稚園または保育園に入園したとき、息子の耳に人工内耳がついていたら普通の3歳児だったらつい気になって触っちゃうこともありそうだと感じました。

そして紛失・・・

なんてことも可能性としては否定できない。

また、一クラス一担任の場合、息子の耳のことを特別に注意してもらうなんて不可能なのかな。

だったら入園時(年少)は、加配が不可欠なんじゃないかと考えるようになりました。

 

役所の担当課で、地域の障害児の幼稚園保育園の入園や加配現状、その他手続きについて聞いてきました。

我が家の地域にはおよそ20の保育園がありましたが、大半は私立の保育園でした。また、私立も公立も関係なく、行政の窓口の手続きで加配が申し込めることが分かりました。

 

しかしながら、

公立はすべてで障害児の受け入れ実績がありましたが(定員はあり)、私立保育園ではこれまでに障害児の受け入れ実績がない園が半数ありました。

受け入れ実績がない=拒絶、ですか???

 

現実は厳しい(/_;)

障害児を預かる園には市から補助金がでます。それでも手がかかる障害児は人手が足りなくて預かれないというのが現実みたいです。

話を聞いていて心が折れそうでした。

こんなに保育園があっても、入れるところは半分以下になりました。

窓口の担当者の方もおっしゃっていましたが、そういう事情を知らずにかたっぱしから電話して断られ、ここに来て号泣される方もいるとか。

 

隣接する地域の保育園の情報も丁寧に教えてくださいました。

そちらは3分の2が受け入れ実績のない園となっていました。

聞いていなかったら、リストを作るだけでも遠い道のりをすることになっていました

 

ちなみに、幼稚園の入園に関してはこちらの役所の窓口はノータッチなので、個別に相談してくださいとのことでした。

幼稚園の場合、当然のことながら加配は園が決めることになります。窓口の方の話では課外活動などが多い幼稚園の場合、障害児を預かる園は少ない印象だということです。

実際はどうなのでしょうか?

わが家の地域では加配を望むなら幼稚園は難しそうでした。

今回教えてもらった情報を参考に、まずは受け入れ実績のある保育園の行事や園庭解放に行ってみようと思いました。

なお、これはわが家の地域の情報(2012年)で、他の地域に当てはまるものではありません。ご自身でお問い合わせてしてみてください。

しかしながら、行政の窓口でこういう相談に来る方は増えているそうなので、インテグレーションを考えている方は一度相談してみるといいと思います。

大事なのはいつインテするのか決めたら、早めに情報収集して行動することだと思います!

 

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とある日の療育


もうすぐお月見

人工内耳を装用して25週間目の気づき


  • 音声だけで理解できる言葉

ロボット
くるくる

  • 発語

ロボット
はいどうぞ
おいで
いただきます
ごちそうさまでした

すべて不明瞭ですが、毎回同じ音なのでカウントしました。今のところ、他人が聞いて理解できる発語は、返事の「はーい」と「バイバイ」だけ。他はかなり母音が強い音で発声していました。

「ちょうだい」はある時期から頑なに言葉にするのを拒んでいましたが、息子が言わなくても「○○ちょうだい」と私が言ってから手渡していたら、やっと自分から声を出すようになりました。

私の促し方にげんなりしていたのかもしれません。押し加減、引き加減、難しいです。

 

 

まずは、丁寧に。そして、気長に言葉かけしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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