家庭でできる難聴療育
難聴赤ちゃんの子育て
言葉育ては家庭にあり

(1)音への気づき~生活音~

家の中での生活音は、屋外よりも聴き取りやすく、また音がなるタイミングが分かりやすいものです。

ひとつひとつ、その音と、その音の出どころとを一致させてあげました。

例えば、家の中の生活音

  • インターフォンの呼び出し音
  • レンジの音
  • トースターのタイマーの音
  • 壁時計の時報メロディの音
  • 手を洗う時の水の音
  • トイレの水を流す音
  • お風呂のお湯をためるときの音
  • 掃除機の音
  • カーテンを開け閉めする音
  • 電話の音

 

インターフォンの呼び出し音なら、
「(耳に手を当てて)ピンポーンって聞こえたね。パパが帰ってきたのかな」

インターフォンに出て(画像があれば訪問者を確認して)
「パパ、おかえりー」と応答し、

ドアを一緒に開けにいっていました。

 

 

 

地道に一つ一つの音に気付きをあげて、音に関心を持ってほしいと思っていました。

続けるうちに、今聞こえた!という表情をする瞬間が分かるようになりました。

そして、聞きなれた音がすると、動きが止まり、音の出どころを探すようになりました。

 

 

また、どの程度の音域の音が聞こえているのか「リング6音」を使って積極的に確かめることをしていました。

「リング6音」とは、m/u/i/a/sh/sの6音で、低音mから高音sまで広い周波数の音をカバーしています。それぞれの音を声で出してみて、息子の反応から聞こえの確認をしました。補聴して間もない子にとっては、補聴器や人工内耳の機器の動作不良のチェックにもなります!

6音に相当する近い音として、例えば以下のような音を含む言葉があります。模倣が出るようになっている子なら、近い音をだそうとする様子で音の聞こえを確認できます。

 

[m] まんま、ママ

[u] ぶーぶー(車)、ウーウー(サイレンの音)

[i] いっぱい、いっしょ、いただきます、1こ

[a] あっぷっぷ、あそぼ、あった、あっち

[sh] シュッシュッ(きしゃの音)、しー(静かに)

[s] おやすみ、バス、すき

 

息子は人工内耳を装用してすぐの頃、[sh]と[s]の高い音には反応がなくて、聞こえているのかよく分かりませんでした。音の反応をSTの先生に伝え、マッピングを重ねるうちに、しっかり反応がでてきました。

 

(2)音への気づき~音のマッチング~

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