絵本の読み聞かせは、お母さんからの一方通行ではなく、お母さんと子どもの双方向のコミュニケーションだと思います。
絵本の中の登場人物になりきって、お子さんと一緒にワクワクドキドキしたり、笑ったり、気持ちを共有できるといいですね。
療育を始めたばかりの頃、「声かけ」が大切だと言われても、どんな声かけを子どもにしたらいいのか分かりませんでした。そこで、絵本に出てきたことばを、特にオノマトペを、普段の生活で使うことを始めました。
絵本と生活体験のサンドイッチです。
続けているうちに、声かけが自然に出てくるようになりました。
私にとって絵本は声かけの教本のようなものでもありました。
0~2歳によく読まれている絵本
わが家がよく読んだ絵本
①「わんわんなくのはだあれ」
つぎはだれがないているのかな?動物に興味が出てきたころ好きだった絵本です。出てくる動物をあてっこしながら読みました。
②「かおかおどんなかお」
たのしいかお、わらったかお、ないたかお…。顔から感情が表れますね。わらったかおはどんなときにする?と聞いてみたり、息子と顔真似したりして遊びました。
③「どんどこももんちゃん」ももんちゃんあそぼうシリーズ
「ももんちゃんが、どんどこどんどこ…」ページをめくりながら、ももんちゃんいそいでどこに行くのかな?と何度も何度も話したな(笑)シンプルな繰り返しが楽しい時期でした。最後がまたかわいいですね。シリーズすべて楽しみました。
④「しろくまちゃんのほっとけーき」
表面が「ぷつぷつ」、ひっくり返すタイミング。おやつにホット―ケーキをいっしょにつくったものです。定番の中でも外せない絵本。
⑤「くらいくらい」
くらくて見えないよ~誰がいるのかな?電気をつけてちょうだいな。これを読むとスイッチ遊びがはじまりますね。
⑥「いろいろおせわになりました」
子育てサークルでおしえてもらったわらべうたの絵本でした。「いろいろおせわになりました」と歌いながら、息子がぺこりとしていたのがかわいかったです。
⑦「ねずみくんのチョッキ」
ねずみくんのチョッキ、どうなっちゃうの!?小さい、大きい、長い、短い、細い、太い…いろんな概念の言葉をかけてあげられました。
⑧ノンタン(赤ちゃん版)シリーズ
『ノンタン にんにんにこにこ』『ノンタン もぐもぐもぐ』『ノンタン おしっこしーしー』『ノンタン あそびましょ』『ノンタン いないいなーい』『ノンタン じどうしゃぶっぶー』『ノンタン おはよう』『ノンタン はみがきはーみー』『ノンタン はっくしょん!』。オノマトペがいっぱい!はーみーって!?声かけなんて母の創作でいいんだと思えた絵本でした。
あそび図鑑は、言葉、数字、間違い探しなど、子どもと一緒に遊ぶ知育のスタートにも最適です。
⑨「わたしのワンピース」
ワンピースといえば、女の子には当たり前の服ですが、着るものにもいろいろあるんだよ、男女で同じ服もあるけれど違う服もあるんだよ、と息子に教えたくて読みはじめた絵本でした。わが家にはミシンがないので、ミシンとは…というところから(笑)不純な動機でしたが、お話はすてきで大好きになりました。
⑩「かいじゅうたちのいるところ」
2歳半くらいの頃。絵本の読み聞かせで息子がはじめて泣いた絵本が「かいじゅうたちのいるところ」でした。泣かせる話ではありませんが、主人公がおうちにもどってくるところで「おうちもどってきた。よかった…」と涙をふいていました。感情移入したのかな。私にとっても思い出の深い一冊です。
⑪「くまのコールテンくん」
私も小さい頃に読んだことがある絵本。そんなことはとうに忘れていたのですが、息子に読み聞かせしている時に急に記憶が蘇ってきた絵本です。少し長いお話ですが、息子は静かに聞いてくれました。
「くまなくした」「ボタンないね」「ベッド、ドーン、どて」「おんなのこボタン・・」ところどころ何を話しているのかまだ分かりませんでしたが、はじめて物語から何か感じたかなと思えました。
⑫「おおきなかぶ」
内容は説明不要の絵本ですね。息子の足をかぶにみたてて、「うんとこしょ、どっこいしょ」と言いながら足を持って引っ張ってあげると、けらけら笑ってました。息子が生まれる前からいくつか買っていた絵本のうちの一冊です。
⑬「ピヨピヨ スーパーマーケット」
いろんなお菓子に目移りしちゃうけど、今日のごはんは何かな?お買い物が楽しくなるお話です。絵もとっても丁寧に書かれているので、おしゃべりしながら読むのも楽しい絵本でした。