難聴赤ちゃんの子育て
言葉育ては家庭にあり
お耳の成長記録

言葉が溢れだす(/ _ ; )(人工内耳装用36,37,38,39,40週間目)

※補聴器を装用しても音の反応が全くなかった重度難聴の息子。2012年3月、1歳6か月で人工内耳手術をしました。
お耳の成長記録』として、人工内耳を装用してからの息子の様子、聴こえの変化、ことばの表出記録などを、当時のメモをもとに過去を振り返って綴っています。
まとめはこちら>>>『お耳の成長記録

 

人工内耳装用36,37,38,39,40週間目(2歳3か月)

言葉の意味がつながった瞬間の出来事


イヤイヤ状態の時に人工内耳を投げつけるので、その度に

「これは大事だから、ダメでしょ”(-“”-)”」

と息子に言っていました。

 

ある朝、家を出ようとする際、息子が家の鍵を持ち出したので、

母
鍵は大事だから、はい、ママにちょうだい

 

と言ったら、息子は自分の人工内耳の耳に手をおいて、

息子
息子
だいじ

 

と、言いました。そして、返してくれました。

 

息子の中で「だいじ」という言葉の意味がつながった瞬間のようでした。

いつも「だいじだから」と言われていた人工内耳。だいじ=たいせつなものだと感覚的に知ったのだと思います。

ちゃんと言葉で伝え続けることの大切さを実感した出来事でした。

 

とある日の家庭療育(2歳3か月)


ふくわらい

全く興味がなかったアンパンマンですが、アンパンマンのぬりえをはじめてから「アンパンマン」って言い始めるようになりました。もちろん、「あッあーん」ような発声です。

しかし、アンパンマンのふくわらいしたら、ほっぺの上にまゆげを置きました( ;∀;)

なぜ。。。あの特徴的なほっぺたとまゆげは一目瞭然だと思うのですが。

ちなみに、人の顔のふくわらいはできていました。

 

その話をSTの先生にすると、

「人の顔だけじゃなくて動物のふくわらいもしてみましょう」とアドバイスをもらいました。

おでかけ版 いないいないばぁあそび (あかちゃんのあそびえほん おでかけ版ボードブック)

そこで、この絵本のキャラクターでふくわらいを作りました。何度がすると顔のパーツの場所は間違えることはなくなりました。アンパンマンもその後できました。

ふくわらいは、顔のパーツの声かけもなりますし、この頃よく遊んでいました。

 

乗ります、降ります

動物(ぶた、きりん、かえる、さる、ぞう)のぬいぐるみを電車に乗せたり、降ろしたりする電車ごっこ。

母
キリンさんが乗りたいそうです。次はキリンさんを乗せてください

息子にキリンのぬいぐるみを選んでもらいます。

母
キリンさんが乗るよ、どうぞ

 

息子
息子
しゅっぱつ
母
シュッシュッ、シュッシュッ

息子からはまだ「シュッシュッ、シュッシュッ」は出てませんでした。

 

 

母
かえるさんが降りたいそうです。かえるさん、電車から降ろしてください

かえるのぬいぐるみを選んでもらい、

母
かえるさん、降りるよ。どうぞ~

 

 

のような流れで遊びました。

「乗るよ」、「降りるよ」は真似できるようになりました。

 

動物のオノマトペや名称の音声言語の理解が定着してきたので(発語はまだありません)、「形容する表現をもっと増やしましょう」とアドバイス受けました。

知らない表現も聞いているうちに共通項をみつけてつながるからと(上記の「だいじ」もそれですね)

ぶーぶーのぶたさん

しっぽがくるりんしているぶた→→しっぽをふりふりする犬→→しっぽが長いねこ→→しっぽが短いぞう→→しっぽがない人間

まるまるしたぶた→→まんまるのボール→→まんまるおつきさま→→タイヤはまるい→→まるいと回る

お鼻がぺたんこのぶた→→ぶたのお鼻のまね→→お鼻が長いぞう→→体の大きなぞう→→小さいあり

足の短いぶた→→足の長いきりん→→足の太いぞう→→足の速いチーター

こうして多面的に言葉を広げていく感じです。

 

男の子、女の子

男の子と女の子

お兄さんとお姉さん

性別と年齢を意識した声かけを意識していました。

「お兄さんとお姉さん」に対して、「おじさんとおばさん」と呼ぶときは主観が入るので、年上の人(特にお店の人)には「お兄さん」「お姉さん」を使っていました。

 

プレゼントを自分で選ぶ


祖父母からのXmasプレゼントはストライダーを希望していました。

店頭に行ったら、色は6色ありました。一つずつ指差しながら、、、

 

母
あか
息子
息子
あか

 

母
あお
息子
息子
あお

 

母
きいろ
息子
息子
きいろ

 

母
オレンジ
息子
息子
・・・

 

母
みどり
息子
息子
いどり

 

母
ピンク
息子
息子
ひー

 

最後に息子に

母
どれがいい?

と聞くと、

 

息子
息子
あお

 

会話になった~( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)

 

本当にあおが欲しかったかは定かではありませんが。

みどりを買うつもりで来ていましたが、ここはやっぱり「あお」を買いました。

photo:01

人工内耳を装用して36,37,38,39,40週間目の気づき


人工内耳装用してから9か月目。ようやく実家の両親も気づくほど発語が増えました!

発語は76語。前回の記録が2語だったことを踏まえると、急成長です。

本当にやっとやっと息子に言葉が伝わっている実感を持てるようになりました。

 

  • 発語
名詞 動詞 その他
バス ちょうだい バイバイ
うさぎ ごはんを食べる いないいないばぁ
きりん 静かにする「しー」 ごちそうさまでした
犬の名前 おいで もう1回
開ける 返事「はい」
トイレ ジャンプする おいしい
ぞう 並ぶ お水「ジャー」
数字1 タイマー「ピーピー」
数字2 飛行機「ブーン」
ママ 「えーん」
パパ 破る音「ビリビリ」
おばあちゃん グーパー
くつ いただきます
ねこ あか
パン あお
ぶた きいろ
リンゴ おーい
バナナ しゅっぱつ
ロボット いっしょ
うし 踏切「カンカン」
にわとり いたい
ライオン おはよう
はっぱ ありがとう
ハンバーガー いっぱい
クリスマスツリー みどり
ヤギ アイアイ(歌一部)
ピンク
あんぱんまん きらきらひかる(歌一部)
フライパン おしまい
ハンバーグ 大好き
くま かっこいい
だるまさん 大事
うま ここ
おやすみ

 

療育は音声言語と決めましたが、最初からそうだった訳ではありません。

難聴の赤ちゃんを授かり、どうやって子育てしたらいいのか、言葉を育てていったらいいのか右も左も分かりませんでした。そんな中、当然のごとく手話での子育てを考えました。手話教室に通い、手話の習得に励んだこともありました。

しかし、そこで気づいたことがありました。以下は『聾学校に行かなかった理由』より抜粋です。

手話教室へ通って気付いたことがありました。

手話を息子の母語として育てるには、私の手話力では到底間に合わないということです。

おいしいね、たのしいね、なんていう簡単な手話やベビーサインレベルの話ではありません。果たして私の拙い手話表現で豊かな話しかけができるのか。息子は手話を獲得できるのか。将来親子で会話ができるのか。

こんなことからも、手話を息子の母語とするには相当の覚悟と決意がいることを感じました。

 

私の逃げかもしれませんが、、、

息子に声が届いているかはまだ分からないけれど、補聴器(もしくは人工内耳)に賭けてみよう。私の母語である日本語(音声言語)で息子に語りかけてみよう!聞こえているなら、きっといつか話せるようになるはず!!!

それでダメだったら、手話を親子で習得しよう。がんばってみようと考えました。

 

でも、発語がなかなか伸びませんでした。本当にこの方法は息子に合っているのか、やはり音声のみで聞くというのは難しいのかもしれないと悩み始めていました。

それが人工内耳装用して8か月目くらいから新しい言葉の出会いと同時に音声言語そのままで息子が理解していると感じる瞬間が多くなってきました。

そして、9か月目に入ったころ、発声が変わってきました。もごもごと出ていた声が言葉のように聞こえてくるようになりました。

そして気づけば発語がどどーっと増えてきました(*‘∀‘)

 

やっと聞けた息子の発する言葉。

こんなにうれしいものとは思いませんでした。

心がけてきたことはこの3つ

  • 言葉は家庭で育てる
  • 生活を柱として丁寧に関わる
  • 「声かけ」

 

でもまだ、一語。

これから二語文、三語文へとつなげていきたいと気持ちを新たにしました。

 

 

この頃は他にもこんなことをしていました。

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まずは、丁寧に。そして、気長に言葉かけしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

☆デュプロのどうぶつセットがお気に入りでした☆

 

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