家庭でできる難聴療育
難聴赤ちゃんの子育て
言葉育ては家庭にあり

家庭でできる難聴療育

はじめまして


私の息子は先天性の重度難聴です。

産まれたばかりのわが子に対して、「お子さんの耳は聞こえないかもしれません」と告げられました。

嘘だよね
なんで、どうして
そんなはずはない
本当に聞こえないの。。

悲しみと信じられない気持ちで涙があふれてきました。

医師からは、「これは確定ではありませんから、二か月後に再検査をしましょう。再検査でパスするお子さんもいらっしゃいます」と言われました。その言葉にすがる思いで、再検査で聞こえていたというケースをネットで必死に探しました。

新生児スクリーニングでリファーとなった場合、耳鼻科で詳しい検査(ABR)を受けることになります。そこで、本当に難聴かなのかどうか、どの程度聴こえているのか等が判定されます。

 

再検査まで、不安で心配な日々でした。早く再検査ではっきりさせたい。難聴でなければいい、少しでも聞こえていますようにと願うと同時に、

もし聞こえなかったらどうしたらいいのだろうと考えるようになりました。最悪の場合も考え始め、心の準備をしていたように思います。

2か月後に受けたABRで、私の息子は重度難聴だということが確定しましたが、2か月前より落ち着いて医師から話を聞けました。息子の耳のために、できることを一つずつ、確実に、してあげたいと思う気持ちがそこにありました。

息子の難聴を受け止め始めた一歩だったと、後から振り返ると思います。

 

言葉育ては家庭にあり


たくさんの音の中から言葉の存在を知り、言葉を聞き取り、その意味を理解し、自ら発するまでの期間は子どもそれぞれ違います。何ヶ月、何年かかるか分かりませんが、その瞬間にぴったりな言葉をかけてあげられるのはそばにいる親だけです。

どんな療育を選択したとしても、言葉育ての土台は家庭にあると思います。なかなか言葉が育たなくて悩ましい時期はありましたが、今思えば丁寧に気長に声をかけて息子と過ごしてきた日々は宝物です。当時はそんなふうに思う余裕はありませんでしたがね。

息子が人工内耳手術をしてから六年半が経ちました。あっという間でした。

「あっという間」という言葉をつい何にでも使ってしまいますが、この六年半ほどその言葉が当たはまる月日はない気がします。

アルバムを見ていると思い出す出来事はたくさんあるのですが、どの思い出もたいがい発語の記憶と連動してます。

 

戦いごっこを何度もしたくて、「もっ、あい(もういっかい)」って初めて言ったな

人工内耳のこと耳を触りながら「だいじ」って初めて言ったのは玄関だったな…嬉しかったなぁ

駅のエレベーターの中で見つけた形を「ペンギンみたい」って形容して得意げだったっけ

なかなかでなかった「どうして」って聞かれたのはディズニーランドだったなぁ

 

そして今。生意気なことも言うし、笑えないダジャレも言います。

こんな日が来るなんてね。。。難聴児ママさん、みんな言いますね(笑)

でもこの言葉が言えるってほんとに幸せなことなんだと難聴発覚当時のことを思い出してしみじみ感じます。

 

このサイトでは


難聴と判定されたけれど、何から手をつけていいのか分からない方、どんな関りをしたらいいの分からない方、どんな声かけをしたらいいのか分からない方、発語の伸び悩みを感じている方へ。

わが子に寄り添って聞こえない赤ちゃんに言葉を育ててあげられるのは母親以外にありません。

言い換えれば、聞こえない赤ちゃんだからといって難しいことをする必要はありません。聞こえる子と同じように聞こえない赤ちゃんもお母さんの声を聞いて言葉が育っていくのですよ。そのためには適切な補聴も大切です。

わが家の体験をもとにした家庭でできる難聴療育をご紹介しています。