※補聴器を装用しても音の反応が全くなかった息子。2012年3月に人工内耳手術をしました。
『お耳の成長記録』として、人工内耳を装用してからの息子の様子、聴こえの変化、ことばの表出記録などを、当時のメモをもとに過去を振り返って綴っています。
まとめはこちら>>>『お耳の成長記録』
人工内耳装用16週間目(1歳10か月)
頭の洗い方
お子さんの頭、どうやって洗っていますか?
私はほんのひと月ほど前まで膝の上に息子を仰向けにして、顔に水がかからないように美容室のように慎重に洗っていました。
でも、プールや海に連れて行きたい。水慣れさせたい。
そして、なにより1歳半過ぎてこの過保護さは本人のためにならないと思い、頭からざぶんと洗い流す方法に変えました。
お風呂では聞こえないので(この頃、防水パックは販売されていませんでした)、決まり事として、
今から頭を洗うよという合図は、頭をごしごしするジェスチャーしました
頭からお湯をかけるときは、頭をトントン、と2回たたいてから、頭を洗い流すようにしました
最初のころはひどく泣いていましたが、心を鬼にして続けるうちに慣れてくれました。
洗い流すときは目をつぶって息を止めているみたいです。
ちなみにシャンプーハットはつけません。
多少、荒療法だったと思いますが(;’∀’)
おかげで顔に水がかかっても平気になりました。
いろんな考え方がありますが、水慣れさせるなら早めの方がいいですよ!
小児科デイ
この頃、耳鼻科以外に体の発達が遅れていたので小児科での定期診察も受けていました。
しかし、ようやく1歳8か月で一人歩きができるようになったのでこれで定期診察も終わりかと思ったら、まだ足元がふらつくからもう少し診せてほしいと言われました。
もういいかげん小児科の定期受診を卒業したかったのに、また予約が入ってしまいました。これにはかなり凹みました。
私が小児科が嫌いなのは、この1年半息子と通ってきて小児科医の他科(耳鼻科)の専門知識って!?と思うことがしばしばあったからです。
基本的に新生児や乳児は小児科で病気や異常を指摘された後、専門医にかかることになると思います。それから、親は必死で勉強します。ある時期から疾患そのものの知識は小児科医よりも親の方が詳しくなっていることもあると思います。私も難聴、特に人工内耳に関することは詳しくなりました。
そのため、小児科に行くたびに体の発育のこと以外に難聴のことについてヒアリングされるのが嫌でした。
- 人工内耳のことを補聴器と言う
「補聴器の調子はどうですか?」と何度も聞かれました。
(こんなことでは訂正しませんが、人工内耳と言ってほしい)
- 人工内耳手術をしたから体外機なしで音が聞こえると思っているように感じる
「まだ機械をつけないといけないのですか?」と聞かれたこともありました。
そして、この日は診察に研修医がいたからか、こんなことも言われました。
出産時も大きな異常もないし、サイトメガロの感染でもなくて、これほど重度の難聴はあまりないと。
そんなこと、今さら!
耳鼻科にかかっているので、難聴のことはもうそっとしてほしいと思いました。
この話を知人にしたら、私と同じように小児科の定期受診に疑問を感じていたそうです。
彼女は「小児科詣で」と呼んでいると聞きました。
保険として通う。お守りのような存在。
なるほど。そう思えば、定期受診も気持ちが軽くなります。
これは、未だに医師の中にも人工内耳について理解が十分でない医師がいたという私の体験談であって、一般的な小児科医がこれに当てはまるわけではありません。
人工内耳を装用して16週間目の気づき
- 身振りなし音声だけでアクションがあった言葉
おくち拭いて
おてて拭いて
- 気付いた生活音(家の中)
特になし
- 環境音や屋外での新たな反応
特になし
- 発語
「ちょうだい」まだ不明瞭ですが、日常の中でも使えるようになった。本人も通じることで喜びがあるみたい
- 発声
もごもご何か言っているように聞こえる。それとは別に、ますます奇声が増えた感じ。
- その他
リング6音の反応を毎日チェック&記録するようになった。
/m/ /u/ /i / /a/ /sh/ /s/
低音← →高音
今週は距離1mでチェックした。
まずは、丁寧に。そして、気長に言葉かけしていきましょう。
クリスマスプレゼント決めました☆