発語記録をつける
お子さんの発語の記録はとっていますか?もしとっていない方は、ぜひ記録をとることをお勧めします。
発語の記録をとることで子どもの発語に敏感になることはもちろんですが、発語数と言語発達との相関がみられて、声かけの目安にもなります。
息子の記録では、
発語300語程度で日常会話は大体通じるようになりました。このあと二語文が出ました。
500語で三語文。
600語で助詞がつき始めました。
800語で疑問詞「どこ」「だれ」「なに」が多くなりました。
「3歳1000語」と言われるように、3歳前後で1000語の言葉を話すことができるといわれていますが、1000語を過ぎたあたりから会話っぽい口調になりました。
「どうして」「なんで」「どうやって」という質問がこのあたりから増えてきました。
さらに、「だから」「~たら」を使って、理由や仮定を使い始めました。
「雨だから傘を持って行こうね」「晴れたら公園で遊ぼうね」などのように、その頃の会話では意識的に使うよう心がけていました。
また、この頃、時間や数や位置などの概念を理解し始めました。
カレンダーワークを日課として、「きのう」「きょう」「あした」の日にち感覚を養っていきました。
動詞の語彙を増やす
しかし、子どもの発語記録をずっと取り続けるのは大変です。
特に入園してからは、24時間一緒にいる生活ではなくなり終日メモはとれず、記録も漏れがちになります。
私も記録は2000語を境に、息子が年少の途中で断念しました。
ただ、語彙を増やすことは意識的に続けていきました。
特に動詞です。
発語記録をつけていると気づきますが、名詞は増えていくのですが、動詞はなかなか使わないと増えていかないことを感じていました。
雨がやむ
雨があがる
どちらも同じ意味ですが、どちらも使えているのか。
字をかく(書く)
背中をかく(掻く)
匂いをかぐ(嗅ぐ)
同音異義語や似たような発音の多い動詞を使い分けているのかなど。
このように発語記録を止めた後は、まだ理解していない動詞を意識的に声かけしてきました。
下記動詞一覧は、発語が1000語を超えてから就学までに身につけておくとよい動詞の目安です。
およそ900語あります。
わが家は理解している言葉に○、発語があった言葉に◎を記し、それぞれ日にちを記入して使用していました。