難聴であることを伝える
入園前、体力作りや同い年の子達との関わりが目的で未就園児対象の親子体操教室に通っていました。
保育園に入園した後も、引き続き運動系の習い事をしたいと思い、スイミングを検討しました。
体験前に、以下のことを伝えました。
- 難聴で人工内耳という機械を耳につけていること
- 人工内耳を防水パック(アクアアクセサリー)に入れてプールに入りたいこと
- プールサイドで見学させてもらいたいこと(親は本来二階から見学)
難聴だということで断られることはないとは思いましたが、問い合わせの電話をする時はやはり緊張しました。
ですので、「まずは体験してください」と、快く承諾してくれた時は安堵しました。
落下防止対策
一応、体験で見させてもらって大丈夫かどうか判断させてもらうとは言われましたが、それはこちらも同じことです。
送信コイルが外れたら聞こえなくなるので、それが心配でした。
危ないと判断したらスイミングはさせられません。幼児プールの深さは胸~肩くらいまであるので、パニックになれば溺れます。
その対策として、スイミングキャップに人工内耳を入れるポケットを縫い付けたものを作ってみました。自宅のお風呂でかぶらせて何度か改良重ね(笑)
ポケットの生地をスイミングキャップにすると、収縮性があるので人工内耳が入れやすいことが分かりました。濡れても水分を吸収しないのも良い感じでした。
出来上がったのがこちら。
でもプールとお風呂は違います。
「もし、プールで聞こえなくなったらコーチにすぐ伝えてね。お母さんがキャップの位置をなおしてあげるからね」と、息子には念を押しました。
体験は水慣れからでした。
私の心配をよそに終始楽しそうで、送信コイルが外れてしまって聞こえなくなることは体験ではなかったようでした。
体験終了後、コーチからは「指示通りにできていましたよ。大丈夫です」と言われました。
息子も続けたいと言ったので、入会を決めました。これが年少の時のことです。
聞こえないなりの
そして、今も続けています。
プールに入るときは防水パックを使って人工内耳をつけていますが、屋内プールは反響音がうるさくてコーチが言ってることが聞き取れない時も多いようです。
送信コイルがズレることもあるようです。初めの頃は聞こえなくなると涙目になっていました。自分の番だと気づいていないこともありました。
でも今はズレたら直すなどして、自分で解決している様子です。同じクラスの子と待ち時間にふざけ合っている様子も目にします。
聞こえにくい環境の中でも、聞こえにくいなりのやりとりができているのかなと感じます。
人工内耳を装用していると、頭の衝撃に気をつけないといけないスポーツがたくさんある中、スイミングはそれを気にせずできるスポーツです。
安定して泳げる人にとっては、定期的に泳ぐことでストレスの発散や情緒の安定にもなると聞きます。
スイミングに通っていると、四泳法泳げるまでとか、クロールと平泳ぎが泳げるまでとか、辞める時期を決めている話をよく聞きますが、うちはスイミングに関してはそういうのはありません。
本人が辞めたいと言い出した時や通えない事情ができた時は辞めるかもしれませんが、今のところどこどこまで泳げるようになったら辞めようとかは決めていません。
今は習い事ですが、生涯の趣味のひとつにでもなればいいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
子ども用
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