繰り返しから多読へ
息子が人工内耳を装用したばかりで言葉の理解もほとんどなかった頃、私が絵本を読み始めても次々ページをめくったり、最後まで読まないうちに次の本を持ってきたり、おもちゃで遊びだしたり、なかなか読み聞かせがままなりませんでした。
息子にしたら、絵本って何が楽しいの?ママは何を話してるの?と、そんな感じだったのでしょう。
そこで、毎日同じ時間に読み聞かせの時間をとるようにしました(わが家は寝る前でした)。
そうすると、徐々に私の隣に座って、絵本の最後まで話を聞いてくれるようになりました。「この時間は絵本を読んでもらう時間」だと理解したように感じました。
これをきっかけに、毎晩絵本を読む習慣ができました。
最初は同じ絵本を繰り返し読んでほしがりました。特に0~2歳の頃読んでいた絵本は、何度も何度も読みました。
言葉の言い回しや、絵のおもしろさを気に入っていたのだと思います。話の内容はまだ入っていませんでしたが、少しずつ絵本の読み聞かせが好きになっているのは感じました。
そのうちに寝る前以外の時間も絵本を読んでほしがるようになりました。
2時間読み続けたこともありました(^^;)これは嬉しい悲鳴ですね…
息子が絵本をじっくり聞いてくれるようになってくると、ちょっと私も欲が出てきました。
赤ちゃん絵本を卒業して、もっといろんな絵本やストーリー性のある絵本に触れてほしいなと思うようになり、新しい絵本をいろいろと図書館で借りるようにしました。
しかし、息子はいつもお気に入りの赤ちゃん絵本ばかりを読んでほしがりました。
新しい絵本を受け付けない( ;∀;)
そこで息子が読んでほしがるお気に入りの絵本を読む前に、必ず新しい絵本を1冊読むようにしました。
この新しい絵本は、人気シリーズの一冊目や、少しストーリーの展開がある絵本を選びました。
シリーズの一冊目に興味を持てば、続編も楽しめると思って。
これが功を奏し、しばらくすると、赤ちゃん絵本のエンドレスの読み聞かせから卒業し、次々と新しい絵本を読んでほしがるようになりました。
「新しい絵本=おもしろい」
私の粘り勝ちでした。
この頃になると、息子も少し絵本のストーリー展開を楽しむ余裕が出てきました。
そして徐々に言葉の言い回しのおもしろさだけでなく、場面の繰り返しを楽しみ、最後の「落ち」も期待して、話を聞いているようでした。
以下は、そんな3~4歳の頃に楽しんだシリーズ絵本のご紹介です。
わが家がよく読んだ絵本(シリーズ編①)
人気の絵本は、シリーズになっていることが多いですね。
1冊目を気に入ると、2冊目、3冊目と長く楽しめました。また、シリーズからお気に入りの作家さんを見つけて他の作品を読んでみたりしました。
①「ぐりとぐら」ぐりとぐらシリーズ
ぐりとぐらは大きなたまごでなにを作るのかな?
どっちがぐりで、どっちがぐら?文章の描写から当てっこしたりしました(^^♪
シリーズの中でも「ぐりとぐらのおきゃくさま」が一番のお気に入りでした。
②「14ひきのあさごはん」14ひきのシリーズ
「おとうさん おかあさん おじいさん おばあさん そして きょうだい10ぴき。ぼくらは みんなで 14ひきかぞく」でおなじみの「14ひきのシリーズ 」
季節感いっぱいの大家族のぬくもりを感じるシリーズ絵本です。わが家は季節の行事に合わせて読んでいました。
「ろっくんはどこにいるかな?」と絵の中からきょうだいたちを探すのも楽しかったです。
③「ノンタンがんばるもん」ノンタンシリーズ
「ノンタンがんばるもん」人工内耳手術前に何度も読みました。
注射をがんばるノンタンに重ねて。
④「ノラネコぐんだんパンこうじょう」ノラネコぐんだんシリーズ
ハチャメチャなノラネコたちがなぜか憎めません。オチまで楽しめるようになった頃、はじめて読んだ本が「ノラネコぐんだん パンこうじょう 」でした。
⑤「わにわにのおふろ」わにわにのシリーズ
「わにわにのおふろ 」おふろって楽しいね!歌を歌うともっと気持ちいいね!
⑥「11ぴきのねこ」11ぴきのねこシリーズ
私も小さいときに読んだ絵本「11ぴきのねこ シリーズ」。大魚を捕まえたねこたち。みんなでおなかいっぱい食べることができたのかな(笑)
ねこたちの歌もいいですね。
⑦「パオちゃんのみんなでおかたづけ」パオちゃんシリーズ
子どもの視線から描かれたパオちゃんシリーズです。「パオちゃんのみんなでおかたづけ」、おふろ、たんじょうび、うんどうかいなど、生活とリンクさせていろいろ読みました。
⑧「10ぴきのかえる」10ぴきのかえるシリーズ
「10ぴきのかえるの大冒険シリーズ」は、いろんなトラブルに10ぴきのかえるたちが仲良く協力する様子が描かれています。
1ぴき、2ひき、3びき、4ひき、、、10ぴきまで!数えて楽しみました。数詞の入り口にもいいですね。
⑨「100かいだてのいえ」100かいだてシリーズ
「これはだれもおうちかな?」「なにをしているところかな?」「100かいのてっぺんには、だれがいるのかな?」
10階ごとに同じなかまの生き物が住んでいます。「100かいだてのいえ」で大きな数の数字にも挑戦できた絵本でした。
シリーズから、もり、ちか、うみ、そらの100かいだてのいえが出ています。
⑩「おばけのバーバパパ」おばけのバーバパパシリーズ
いまの家族が増える前、バーバパパが町のみんなと仲良くなったお話。「おばけのバーバパパ」はひとりでもよく見ていました。もちろん、まだ文字は読めません(*‘∀‘)
⑪「おばけのかぞくのいちにち」おばけかぞくのシリーズ
おばけといっても、かわいいおばけ。さくぴーとたろぽう兄弟のお話。
「おばけかぞくのいちにち さくぴーとたろぽうのおはなし 」を読みながら、そろそろおばけたちが起きるころ(よふけ)かな?なんて話していました。
「おばけのえんそく さくぴーとたろぽうのおはなし 」も好きでした。
⑫「くすのきだんちは10かいだて」くすのきだんちシリーズ
いろんな職業の動物たちがすんでいる「くすのきだんちは10かいだて」。
音楽家や料理人、大工さんがいたり。みんな仲良く暮らしています。くすのきだんちは、どのくらいの大きさの木なんだろうねと一緒に想像したりしました。
続きはこちら(*‘∀‘)
自然科学ものも読み聞かせにいれてました(*‘∀‘)
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