家庭でできる難聴療育
難聴赤ちゃんの子育て
言葉育ては家庭にあり
園児(4-6year)

【難聴雑感】一般常識との乖離を小さくする

保育園の年中さんの時のことです。

体育遊びの時間にクラス対抗で綱引きと玉入れをしたことがありました。

「つな引きも、玉入れも今日はかったんだよ!」と帰宅して嬉しそうに話す息子。

ところがその日の連絡ノートに、

玉入れは負けてしまいましたが、勝ったクラスの子たちに向けてみんなで拍手を送りました。

と書いてありました。

 

あれ、負けたんだ。多分玉の数のカウントが聞こえていなかったのでしょう。

そして以下は私の想像でしかないのですが、

周りのお友達が拍手をしたことで、息子は自分のクラスが勝ったんだと勘違いしたのかなと思いました。幼児はオーバーリアクションですから、大きな拍手が「やったー!」という喜びの表現に見えなくはありません。

(翌日の連絡ノートで、玉の数が聞こえていなかったことと、勝ち負けを勘違いしていたことを先生にお伝えしました。)

人一倍、話を聞いている姿を先生も感じてくれていましたが、頑張っても聞こえないことがたくさんあることや、息子の話と先生の連絡ノートを照らし合わせると、聞こえない時は自分なりに状況で補って判断していることがよく分かりました。

周りの様子を見て行動したり話をつないだりすることは、人工内耳の息子が上手く生きていく知恵でもあると思うのですが、こうした勘違いが本人の知らない間に積もっていくのかと思うと悲しい気持ちになりました。

勝ちと負けでは全く違う結果ですものね。

そのあと、拍手にもいろんな拍手があることを話したことは言うまでもありませんが。

 

この聞こえない時の視覚に頼る状況判断。

状況把握の勘違いは幼児みんなにあり得ることですが、聞こえを補う視覚的認知のみから状況判断することが多くなる難聴児は気をつけた方がいいのかなと思いました。

「自分なり」の基準が「一般常識」に近くなることで勘違いは減ります。

園生活や学校生活のことはなかなか関知できないのがもどかしいのですが、気づいた時はわが家では教えるようにしていました。

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nanchou-akachan
難聴児の母親です。