※補聴器を装用しても音の反応が全くなかった息子。2012年3月に人工内耳手術をしました。
『お耳の成長記録』として、人工内耳を装用してからの息子の様子、聴こえの変化、ことばの表出記録などを、当時のメモをもとに過去を振り返って綴っています。
まとめはこちら>>>『お耳の成長記録』
人工内耳装用20週間目(1歳10か月)
飛行機に乗るにあたって
1歳10か月の夏休み、家族旅行で飛行機に乗る機会がありました。
頭にインプラントを埋め込んでいる人工内耳の息子。はじめての飛行機だったので、搭乗するにあたり注意する点をSTの先生に聞きました。
まず、
①セキュリティチェックで装用者カードを提示して、電源を切った状態で金属探知機を通ること
電源が入っていると雑音が入ることがあるそうです。
②離発着時は人工内耳は電子機器とみなされるので、プロセッサーの電源をオフにすること
機内アナウンスで使用の許可がでたら電源をオンにしてもよい。
この2点でした。
さらに、自分でも保安検査場の金属探知機について調べてみました。
搭乗前のセキュリティチェック
STの先生は電源を切れば金属探知機を通っても大丈夫だとおっしゃっていましたが、人工内耳装用者のみなさんはどうされているのでしょうか。
私はできれば通らせたくないと思い、金属探知機について調べてみました。
こちらを参考にしました。
TDK Techno Magazine⇒https://www.tdk.co.jp/techmag/ninja/daa00651.htm
上記サイトによると
金属探知機は、セキュリティゲートに設置されているサーチコイルに交流電流を流して磁束を発生させておき、そこを通過させるもの。
金属をつけていたら、その金属の表面に渦電流が流れ、サーチコイルの磁束に反発する金属表面に別の反作用磁束が発生。それが、サーチコイルの起電力に変化をもたらすので、セキュリティゲートではこれを信号として利用している。
金属探知機内に磁束を発生させて、そこを人に通らせるもののようです。もし金属をつけて中を通ると磁束の変化が発生し、その変化から金属の有無が分かるようです。
メーカー(コクレア)にも金属探知機を通って大丈夫かどうか確認すると、STの先生と概ね同じ回答でした。
金属探知機は人工内耳のインプラントに影響はありません。
しかし、不快な雑音が聞こえることがたまにあります。
というものでした。インプラントに影響はないそうです。また電源を切る必要もないようです。
「不快な雑音くらいならいいじゃない」
という考えもあるかもしれませんね。でも、息子がまだ小さかったので、聞かずにすむなら避けたいなと思いました。
脅すわけではありませんが、ペースメーカーも金属探知機のゲートを通ってはいけないわけではないそうですが死亡例があるようです。
ペースメーカーとは異なり人工内耳の場合、命に直接関わることはありませんが、体内埋込装置という点では同じです。
そんなわけで、わが家は金属探知機は通らずにボディチェックをお願いすることにしました。
以後、何度か飛行機に乗っていますが、毎回人工内耳装用者カードを提示してボディチェックをお願いしています。その際、必ず息子は靴を脱いでと言われています。靴は別口でトレイにいれてX線に通されます。
また、親はボディチェックではなく、金属探知機を通るように言われることが多いです。特に理由がない場合は、金属探知機を通った方がスムーズに検査が進むからでしょうね。
息子には人工内耳をしているから金属探知機は通らないと教えているので、今では飛行機に乗る時は装用者カードを見せて自分で申告しています。
補聴器ならその場だけ外すとかでも良さそうですが、やはり体内に埋め込んでいる人工内耳は慎重なくらいでいいんじゃないかなと思っています。
しかし中には、体を触られるのは嫌だから金属探知機の方がいいという方もいるかもしれませんね。
写真日記スタート
旅行でいろんな体験をしました。体験の記憶から言葉につなげていきたいと思い、スケッチブックに写真を貼り、言葉を添えてアルバムを作りました。
飛行機、海、砂、貝殻、波、かに、魚、えび、ひげ、はさみ、花、水着、ホテル、プール、レストラン、ボート、etc どのくらい覚えてくれているのだろうか。。。
拾ってきた貝殻で遊びました。
これが写真日記のスタートになりました。
それまではおでかけ先の動画をみて振り返っていました。
人工内耳を装用して20週間目の気づき
- 身振りなし音声だけでアクションがあった言葉
からっぽ
1
「だるまさんが」「だるまさんの」内容
- 発語
「あけて」(プリンのふた)
- 発声
「あうあうあう」とよくしゃべる
- その他
残り1ピースでさえはめこめないほど重症だったパズルでしたが、パズルが嫌いというわけではなく「パズルしよ~」と出すと喜ぶので、毎日5分だけ続けていました。
ようやく、3ピースまで自力でできるようになりました。
2歳くらいで6ピースが目安らしいので喜ぶほどの段階ではないのですが、最初があまりにひどかっただけに成長が嬉しかったものでした。
くもんから出ているこのパズルを使っていました。厚みがあってしっかりしていて、幼児にも扱いやすい大きさです。STEP1には2、3、4、6ピース(それぞれ2種類)のパズルが計8セット入っています。
2ピースが1種類できたら、次は3ピース。3ピースができたら、次は4ピース。できなかったら、また違う絵の3ピースという具合に、いろいろ飽きずに進められました。
STEP1には動物と乗り物がありますが、息子があえて興味のないどうぶつを使って、言葉かけをしながら遊びました。
立体パズル
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