※補聴器を装用しても音の反応が全くなかった息子。2012年3月、1歳6か月で人工内耳手術をしました。現在は両耳人工内耳装用してインテしています。
『お耳の成長記録』として、人工内耳を装用してからの息子の様子、聴こえの変化、ことばの表出記録などを、当時のメモをもとに過去を振り返って綴っています。
まとめはこちら>>>『お耳の成長記録』
授業参観(小5)
昨年はコロナの感染予防のため授業参観が一度もなかったのですが、先日久々に息子の小学校の授業参観がありました。
15分間という短時間、且つ廊下からの参観でしたが、ちょうど息子は廊下側に座っていたので、私を見つけてアイコンタクトしてくれました。
となりの友達もそれに気づいて、私に手を振ってくれて嬉しかったです。
授業は英語でした。
英語の授業を見るのはこれがはじめてです。
週に1回程度は英語専門の先生が担当しているそうですが、この日は担任の先生が授業をしていました。
どんな感じで授業を進行していたかというと、
PCの画像を黒板に映し、先生はPCの操作をしながらプログラムの内容に沿って進めていました。
他の教科のように先生が教える形式ではなく、先生はサブみたいな感じです。
PCの音声を聞きながら、生徒たちと先生がいっしょにリピートし、英語の音声を「聞くこと」と「話すこと」がメインのようでした。
その日のカリキュラムは「When ~?」
When is your birthday?
It’s ~.
その他、年間行事(お正月、ひなまつり、花火大会、クリスマス、大晦日…)に置き換えていました。
始まったばかりなので内容は簡単ですし、音量は十分大きかったと思います。
しかし、黒板に映像として文字(イラスト付き)は映されていますが、英単語は習っていません。
そのため「読む」「書く」という要素はほとんどなく、聞くこと、話すことが中心の授業スタイルは難聴児さんにとって厳しいと感じました。
ここで音声が聴き取れなかったり、英単語がまったく読めない場合は、なんのこっちゃ?となり、授業に早々についていけなくなるだろうと感じました。
リスニング問題
難聴児さんにとって英語学習(試験)のリスニングは悩ましいです。
- 文字代替のテロップ
- 強音放送
- ロジャー使用
- 座席配慮
試験によっては、「免除申請」という選択もあります。
どれが一番かは個々の聴力や聴能の程度によって変わりますが、インテして聴覚活用している難聴児さんの場合はおそらく英語はリスニング(ゲームや歌など含む)から入るのではないかと思います。
日本語と発音の違う言語なので、英語の音に耳が慣れるのには時間がかかりますが、今は小1から英語の授業がありますし、幼稚園や保育園でも外国人の先生が来て英語に触れる時間があるところもあります。
昨年までは英語は中学から始めても遅くはありませんでしたが、その感覚はもう数年後には通じなくなっていると感じました。
英語学習は先送りしないで、
小学校では国語、算数を土台に、英語学習は疎かにしない方が良い
と思います。
難聴児さんも
就学してからは英語のフォロー
をすることを強くおすすめします。
フォローといってもそれほど英語に時間を割かなくてもいいと思います。
学校の授業を一緒に復習する
教科書を音読する
(音源を学校でもらえれば)聴いてリピートする
などが効果的だと思います。
習い事はベストですが、家庭でラズキッズのかけ流したり、スマイルゼミや【進研ゼミ小学講座】などの通信教材を活用したりするのもいいかもしれません。
小学校6年分あれば中学の時点では何もフォローしない場合と比べて差が出ているのは間違いないでしょう。
息子の場合
息子はスピーカー越しの音が聴き取れているので、リスニング試験では座席配慮をお願いしています。
ロジャーはリスニング試験では今のところは使っていません。
ロジャーを直接接続することは音響機器によっては難しいことがあるためです(機械音痴なのもありますが、イヤホンジャックがいろいろ違って・・・(;´Д`)
また、ロジャーをスピーカー前に置くと雑音が入ることがあり、逆に聴き取りにくいことがありました。
いろいろ試した結果、音源に近いところで聴くという方法に落ち着いています。
今後どこまでできるかは分かりませんが、人工内耳でリスニングも頑張っているところです(*^-^*)
↓英検の配慮決定の用紙
いろいろ試してみるのもいいですね。
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最後までお読みくださりありがとうございました(*^-^*)