難聴赤ちゃんの子育て
言葉育ては家庭にあり
難聴雑感

【難聴雑感】難聴児の成長と壁

二学期に入ってから身体測定があり、身長の記録は4月の時より4センチ伸びていました。

思えば横に並ぶと身体がひとまわり大きくなったように感じます。

未だによく手をつなぐのですが、いつからか幼児のまるっとした手ではなくなり、骨太な指で恋人つなぎができるほどです(笑)

 

目に見える身体でさえ成長を感じるのはだいぶ大きくなってからのこと。目に見えない言葉はさらにその成長を感じるのはかなり成長してからかもしれません。

でも意外と、身体の成長より言葉の成長の方が日々感じやすいのかなとも思います。

特に難聴児のママをしていると、こんな言葉を理解した、こんなことを話したと日々敏感になっていますよね。特に息子の発語の語彙カウントをしていた時期は敏感過ぎるほどでした(笑)

なかなか覚えてくれなかった言葉がふと息子の口から出たり、教えていない言葉を聞きかじってきたり。今も言葉の成長を感じる出来事は時々あります。

目に見えるものだけが成長ではありませんが、記憶はもっと曖昧なので、できれば言葉の成長は何かに記しているとあとで振り返るのにいいかもしれませんね。

 

先日、療育記録を見返していると、こんなことが書いていました。

息子が人工内耳を装用して2ヶ月くらいの勉強会で初めて聞いた難聴児の成長に伴う親のハードルについて。

難聴だと発覚してから

一、聞こえないわが子への接し方に戸惑い

ニ、補聴してからは、聞こえ具合と言葉の成長にもどかしさを感じ、

三、言葉を話すようになり、言葉の伸ばし方、自宅での関わり方に悩み、

四、入園してからは集団生活での聞こえの様子、適切なサポートのあり方を模索し、

五、話し言葉から学習言語への語彙

六、九歳の壁と、言葉よりメンタルのフォロー

当時はまだ息子はこの上で言うところの、ニでした。まだ発語はおろか理解語も少なくて聴こえも心配な時期でした。

でも、こんな感想を書いていました。

 

先輩ママの体験を聞いて、先のハードルについて少し心構えができた。

今その瞬間を大切に向き合っていけば、気づいたら後ろにハードルがあったりして。

 

うんうん、本当にそうでした!

これは我ながらいい直感!

気づけばニと三は後ろにハードルがありました。

多分この時期が一番苦しいときで、悩みどころ満載でした。でも、前の話ではありませんが、日々の言葉の成長が一番楽しい時ではありました。当時はそんな楽しむ余裕はなかったですが(笑)

 

そして、今は、専ら五というところ。四も継続していますが、でもちょっと中だるみしやすいところです。

次は大きな9歳の壁が待っています。

でも、これも9歳になって突然現れる壁ではないといいます。その前兆は5歳から出ているという話も聞いたことがあります。

国語力は今一番の悩みどころです。どうしたら越えられるのでしょうか。学習言語だけでは足りない気もします。

ひとつ言えるのは、語彙はコツコツ積み上げるしか方法はないですね。

近頃は特に調べる習慣をつけさせています。意味が分からない言葉は国語辞典で調べます。

昨日はこんな言葉を調べていました。

「峰」「瑠璃色」「捉える」

日常会話の中では使わない言葉です。なんとなく分かればいい言葉かもしれませんが、国語辞典の解説を読むと、ストンと胸に落ちるようです。

学習言語だけでなく、まだ言葉かけも大事だし、生活体験からもまだまだ学ぶことが多いと感じます。

 

まずは、丁寧に。そして、気長に言葉かけしていきましょう。

9歳の壁も気付いたら超えている!!!はずだ(笑)

 

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nanchou-akachan
難聴児の母親です。