※補聴器を装用しても音の反応が全くなかった息子。2012年3月、1歳6か月で人工内耳手術をしました。
『お耳の成長記録』として、人工内耳を装用してからの息子の様子、聴こえの変化、ことばの表出記録などを、当時のメモをもとに過去を振り返って綴っています。
まとめはこちら>>>『お耳の成長記録』
人工内耳装用21週間目(1歳11か月)
イヤイヤ期
1歳11か月。恐れていた魔の2歳児が到来しました。
息子が所かまわずひっくり返り、全身でヤダーをするようになりました。
その場から動こうとしない
「じゃ、バイバイね」と私がその場を立ち去る
去ってももちろん追ってこない
見えなくなっても動じない
迎えに行くと、逃げる(-_-;)
捕まえると、また暴れる
そして、またふりだしに戻る
息子のイヤイヤのスイッチが入ると戦いのようでした。いつかは終わると言われていますが、当時はそんな日が来るとは思えず毎日疲れていました。
しかし、今振り返ってみるとそんな時期もあったなと、ただただ懐かしい気持ちだけです。
それと不思議なのですが、気づいたらイヤイヤ期が終わっていたという。
おそらく1年くらい続いたと思うのですが、後半はイヤイヤ期だという認識はなくなっていました。決して聞き分けがよくなった訳ではないのですが、3歳が近くなる頃には息子の言葉の理解が進み、話すことで息子が納得が出来るようになってきたのもあると思います。
イヤイヤ期のお子さんの対処法はこれと言ってないと思いますが、難聴のお子さんの場合は2歳というと当時の息子のようにまだ言葉が分からないということも多いと思います。そのため、話しても通じないことがより一層苦しく感じるかもしれません。
しかし、黙って無理やり連れ戻すのではなく、「○○だからダメ」「○○するとあぶないでしょ」「ケガをするよ」というような言葉を粘り強くかけてあげるといいのかなと思います。
1年近く毎日同じことを言われれば、お子さんもきっと耳にたこができるほどだと思います。いずれ終わるイヤイヤ期ですから、お子さんに気長に付き合ってあげてください。
とある日の家庭療育
- ボーリング
「ちょうだい」「どうぞ」でボールを受け渡して、「よーい、ドン!」で投げました。この時、「よーい」と「ドン」で間を空けて言うようにしていました。
「よーい」と「ドン」で間を空けるのは、言葉をよく聞くようにさせるためです。話し言葉にも適度な「間」を作ることで、耳に残りやすくなります。また、音の合図で動作を始める練習にもつながります。
また、ピンを並べるのも手伝ってもらいました。息子が指定の場所に置きやすいように、ピンをたてる位置に印をつけておきました。
「じゅんばんこだからね」と言って、交互にボールを投げるようにしました。
もう少し大きくなってきたら、簡単なスコアをつけてゲーム感覚で遊びました。たし算の練習にもなります。
- 型はめパズルをして指先を使う
- オノマトペ
動物の絵カードを2種類用意してその鳴き声の動物にシールを張らせました。
ぶーぶー(ぶた)とわんわん(いぬ)
わんわん(いぬ)とにゃあにゃあ(ねこ)
にゃあにゃあ(ねこ)ともーもー(うし)
「わんわん」と「にゃあにゃあ」は聞き分けていました。
- 絵本の読み聞かせ
人工内耳を装用して21週間目の気づき
- 身振りなし音声だけでアクションがあった言葉
せみ
目
わんわん
にゃあにゃあ
- 発語
お花にお水をあげるときに「じゃー」と言っているように聞こえる。
それ以外はなし。
- 発声
先週に続き、「あうあうあう」とよくしゃべる。
歌うような、抑揚のある声をだす。
ものを指しながら「あっ、あっ、あっ」と言う。
- その他
雷の音に驚いて、パパにしがみついた。
騒がしい屋外で、中華の太鼓(ボォーンっと響く音)に気付いた。
息を吐く力が強くなり、ハーモニカをしっかりふけるようになった。
こども用のハーモニカ
まずは、丁寧に。そして、気長に言葉かけしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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