難聴赤ちゃんの子育て
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インテグレーション

【インテ】学校で聞こえない音

現在小学二年生のわが息子。

保育園で集団生活に慣れていたからか、小学校に入学してからも学校生活の中で「聴こえ」については、大きな困りごとなく過ごせています。

 

それは、学校側のサポート体制や、担任の先生やクラスメートの理解のおかげでもありますが、本人の性格もあるように思います。

聞こえないものは仕方ないと割り切っているところもあるようです。

 

先日ある面談の準備のためのアンケートで、学校生活について息子にヒアリングしてみると、毎日の生活の中で聞こえない音が二つあることが分かりました。

もちろん、息子が気づいていないだけで他にもある可能性はありますが(^^;)

本人に自覚がある聞こえない音としては、以下の二つでした。

 

聞こえない音 その1

休み時間の終わり(授業の始まり)をしらせるチャイムの音が聞こえない

運動場で遊んでいる時だけでなく、教室で過ごしている時も休み時間はチャイムの音が聞こえないそうです。

一方、授業の終わりをしらせるチャイムは聞こえるそうなので、休み時間はチャイムが聞こえないほど騒がしいのだと思います。運動場だと夢中で遊んでいれば余計ですね。

 

息子はどうしているかというと、

ご想像のとおり、運動場で遊んでいる時はみんなが急に校舎に走っていくのを見て、「今、チャイムが鳴って休み時間が終わったんだな」と判断し、それで、自分も急いで教室に戻るそうです。

教室にいる時は、周りの子が席に戻り始めるのを見て、チャイムが鳴ったことを知るそうです。

また、チャイムがなった時に教えてくれる子もいるようです。ありがたいことです。

このとおりチャイムの音は聞こえないようですが、鳴ったことが瞬時に周りの様子で分かることなので、息子的にはこれは困っていないそうです。

しかし、次の聞こえない音はちょっと切実です。

 

聞こえない音 その2

給食の時間の放送が聞こえない

給食の時間、放送が流れるそうです。放送委員が、○×クイズを出したり、音楽を流したり、先生や生徒に質問したアンケートのクイズを出したりしているそうです。

みんなその話で盛り上がり、給食時間中はかなりうるさくなるのもあって、息子は全く聞こえないそうです。

ところが、避難訓練や朝礼の校内のスピーカー放送は聞き取れているそうなので、周りが騒がしくなるとお手上げということですね。休み時間と同じです

 

息子はおしゃべり好きで、保育園の時はおしゃべりが止まらなくてお箸が進まなくて最後まで食べているという感じでしたが、今は給食の放送が聞こえないので黙々と食べることにしたようです。

チャイムは聞こえなくても全く動じない様子ですが、給食の時間みんなが楽しそうに話題にする放送が聞こえないのはやはり少し寂しいようです。

 

こればかりはどうにもできません。

静かに食べるのは基本ですが、給食中のおしゃべりはみんなにしたら楽しみの一つだと思います。放送が聞こえないから静かにしてほしいとは言えませんね。

 

息子もあきらめているようですが、彼なりの対策があるようです。

 

・給食は早く食べる!

・おかわりする!

・そして、とっとと遊びに行く!

 

だそうです(*‘∀‘)

けっこう逞しくやっているようです。

これが、学習に直結することだったら、私からも学校に相談するのですが、給食時間のことですからね。息子なりに考えて対策しているようですので、親として見守っているところです。

 

補聴器や人工内耳の弱点は、騒がしいところでは会話が聴き取れないことですね。

いつも静かなところで過ごせればそれは理想的な環境ですが、社会に出てからそうした環境ばかりではありません。

よく聞こえない場面ではどうしたらいいのか
聞こえるようにすることは可能なのか
できないならばどうするのか
誰かに協力してもらうのかなど

いろんな場面を経験して、少しずつ自分なりに考えて、経験値をあげていくことが今は大切なのかなと思っています。

インテグレーションについて書いてます。良かったらこちらもどうぞ>>>「インテの準備とその後」

 

将棋の導入☆


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nanchou-akachan
難聴児の母親です。