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人工内耳

【人工内耳】送信コイルの磁石の強さ

人工内耳の送信コイルの磁石、どのくらいの強さを使っていますか?

と聞かれることが時々あります。

息子はコクレア(右Nucleus5,左Nucleus6)でそれぞれ強さ2を使っています。

ねじは目一杯締めずに、篏合は緩めに浅くセットしています。

以下はコクレアのNucleusの磁石の話になります。

 


磁石は弱い方から、

1/2、1、2、3、4、5がありますね。


強さ2が標準セットされていると思いますが、成人の方で強さ5の磁石を使っているとお聞きしたこともあります。

子どもの場合は手術する医師(病院)からの申し込みで、強さ1や1/2に変更してもらっていることが多いような印象です。

息子も最初は強さ1を使っていました。

手術直後は術創が落ち着くまで送信コイルが取れやすかった覚えがありますが、日にちがたって落ち着くと日常生活ではあまり取れなくなり、強さ1でちょうどよい感じでした。ねじは締めて深めに使っていました。

しかし、大きくなり動きが活発になってくるとよく外れました。トランポリンやジャンプをすると必ず取れました。

 

それで、年少の二学期だったと思います。

取れやすくて不便であることを医師に相談し、強さ2のマグネットを1週間試用させてもらうことになりました。

やはり、外れにくい!

強さ2を浅めにセットしても、強さ1を目一杯深くしたよりも外れにくかったです。

 

一週間後、頭皮が赤くなったりすることもなく、医師から変更OKが出ました。

磁石は健康保険の対象でした(病院を通しての購入する必要があります)

それ以来、磁石2を使っています。浅めに。

 

注意すべきこと


磁石の強さを1から2に変えると、飛んでも跳ねても外れにくくなり快適になりました。

ところがある日、

息子が、頭の送信コイルのところが引っ張られる感じがして痛いというので見てみると、ちょうど磁石の大きさと同じ大きさで頭皮が赤くなっていました。

知らないうちに、磁石を深くセットしていて、強く頭に引っ付いていたからでした。

 

すぐに付けるのをやめて、翌日病院で診てもらいました。その時には赤みはほとんどひいていて、大事には至りませんでした。

しかし、まだ痛みがあり、再び人工内耳が付けれたのは3日後でした。

磁石の強すぎは要注意ですね。

 

以後は、磁石が動いて深めにならないように磁石部分をマスキングテープで固定するようにしました。

また、送信コイルの裏側(頭皮と接する面)にクッションになるようなスペーサーを入れている方もいますね。公式でも販売されているようです。

「ジャンプしても外れず」且つ「頭皮に負担がない」強さの磁石が理想だとは思いますが、
どちらかを選ぶなら「頭皮に負担がない」かもしれませんね。

 

でも、取れやすくても弱めがいいという人もいれば、スポーツをするから強めでないと困るという人もいると思います。

息子は今は強さ2を浅くつける状態が一番合っているようですが、個々の生活の活動状況に応じて最適な磁石の強さは違いますね。

もし送信コイルの付き具合でお悩みがある方がいたら、医師や言語聴覚士に相談してみるといいですよ。磁石も試用させていただけると思います。

 

 

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難聴児の母親です。